●歯とお口の状態がよくないと
歯やお口の状態が悪く、おいしい食事が楽しくなかったことはありませんか?
歯やお口の状態が悪いと「栄養」の摂取に影響し、ぐっと力を入れて噛むことが困難になり、「運動」にもパワーがでません。また、明日の活動を養う「休養」も歯が痛くてはままなりません。
歯は発音にも大きな影響をもっています。社会の中で人と人とをつなぐコミュニケーションにも、歯は大きな役割を果たしています。

 8020にみられるように、1本の歯を大切にする気持ちが高まっています。また、歯並びをきれいにしたい人たちも増えています。健康で丈夫な歯を保つことは私たちの「元気の源」です。

 近年、歯やお口の状態が、社会生活や全身の健康に影響するということが次第にわかってきました。それは歯やお口が次のような大切な役割を果たしているからです。




●食べることは自立への基本
  食べるということは生きるということです。
自分の歯で毎日の食事を味わっておいしく食べることは、心と身体の健康を保つための第一歩です。家族や仲間と食事を楽しみながらゆっくりよく噛んで食べることは生活の質(QOL)を高め、人生をより一層豊かなものにしてくれます。


 8020を実現するためには、子どものころからの「よく噛んで食べる習慣」が大切です。ゆっくりとよく噛むことによって、アゴや歯ぐきが鍛えられ丈夫になります。だ液の分泌がよくなり、口の中の病気を防ぎ、消化も助けます。また、食事量が少なくても満足感が得られ、生活習慣病の中でも肥満や糖尿病の予防が可能となります。
 ガムを噛んだり、野菜などの繊維を中心とした噛み応えのある食材を常にとることも大事です。

 よく噛むことは、単に食べ物を体に取り入れるためだけでなく、全身を活性化させるために大変重要な働きをしています。ゆっくりよく噛むことの効果は次のとおりです。
1.
肥満を防ぐ
よく噛むことがダイエットの基本です。
2.
味覚の発達を促す
よく噛むと、食べ物本来の味がわかります。
3.
発音をはっきりさせる
歯並びがよく、お口をしっかり開けて話すと、きれいな発音ができます。
4.
脳の働きを活発にする
よく噛むと脳細胞の働きが活発になります。
5.
歯の病気を防ぎ、口臭を少なくする
よく噛むとだ液がたくさん出て、口の中をきれいにし、口臭の発生も減少させます。
6.
がんを防ぐ
だ液に含まれるある酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわ研究が進められています。
7.
胃腸の働きを促進する
よく噛むとだ液の中の消化酵素がたくさん出ます。
8.
全身の体力向上とストレス解消
よく噛むことで力がわき、日常生活への自信も生まれます。


資料提供:財団法人8020推進財団