■視診・触診
 口腔がんの診断は視診と触診から始まります。典型的な口腔がんは、盛り上がったようなかたまりや、しこりを伴う潰瘍(粘膜表面がえぐれて欠損が生じた状態)です。その他に、粘膜が白くなったり赤みを帯びている状態もがんが疑われることがあります。
 
■生検(病理検査)
 視診・触診でがんが疑われた時最初に行われる検査です。異常のある病変部を小さく切り取り、その組織を顕微鏡で観察してがんかどうかを診断します。
 
■CT・MRI・PET(画像検査)
 がんの広がりを正確に診断するために行われます。首のリンパ節への転移や肺や肝臓などへの転移を見つけるのも画像診断の大きな役割です。

(1)CT(コンピュータ断層撮影)
  人体にX線をあてコンピュータを用いて処理し、内部構造を輪切りにした画像にします。

(2)MRI(磁気共鳴画像装置)
  磁場と電波を用いて体の内部構造を輪切りにした画像を撮影します。

(3)PET-CT(ポジトロン断層法)
  がんの糖代謝が盛んなことに着目し、がんの存在部位を診断します。

 
■画像検査の実際
 
■病期(ステージ)
  病期とはがんの進行程度を示すことばでステージとも呼ばれます。病期はローマ字のⅠ~Ⅳ期に分類され、Ⅳ期はさらにA、B、Cに分けられます。口腔がんの病期は、がんの大きさ(T1~T4)、首のリンパ節(頸部リンパ節)への転移の状態(N0~N3)、他臓器への遠隔転移の有無(M0、M1)によって決まります。

 

 

資料提供:財団法人 がん研究振興財団